東京・西新橋、「虎ノ門」駅から徒歩6分ほどの場所に店を構える『天ぷら 逢坂』。店主・大坂彰宏(おおさか あきひろ)氏は、『お座敷天婦羅 天政』『天麩羅 つじ村』などで研鑽を積み、2001年6月に『天ぷら 逢坂』をオープンした。
おまかせの天ぷらは、「旬の食材を最高の状態で揚げる」という考えのもと、特に魚に力を入れている。仕入れは大坂氏自ら豊洲に毎日足を運んで選んでおり、エビは長崎県産が中心で、キスやメゴチなどの江戸前の魚だけでなく、キンメダイ、フグ、タチウオ、タイなど、東京の天ぷら店では珍しい天ダネも。そのほか、春の山菜、初夏の稚鮎、秋は店でシロップ漬けにした和栗の天ぷらが人気で、これらを目当てに毎年来店するゲストもいるという。
また、天ぷらは太白胡麻油と綿実油を合わせた揚げ油でカラッと揚げ、軽い食感に仕上げているのが特徴。天ぷらに大根おろしをのせ、レモン汁をかけて、大坂氏がいろいろ試した中で一番おいしかったというパキスタンの岩塩を振るのがオススメの食べ方だ。お酒はフランス産を中心に白ワインやシャンパン、日本酒はオープン当初から人気の「洌(れつ)純米吟醸(山形)」「麒麟山 伝統辛口(新潟)」など、天ぷらと相性の良いものを揃えている。
客席は樹齢200年の杉材を使用したカウンター9席がメイン。天板の奥行きを75cmと広めにとっており、ゆったりとくつろぎながら食事を楽しむことができる。ご夫婦の記念日など、プライベートの利用にオススメしたい天ぷら店だ。
■アクセス
東京メトロ 銀座線「虎ノ門」駅より、徒歩7分