さまざまな人気レストランが集まる「代々木上原」で、駅から少し離れた商店街沿いにひっそりとたたずむフランス料理店『ル ボークープ』。「気軽に、自宅に帰るような感覚」をコンセプトに店づくりを行ない、本格的なフランス料理をリーズナブルな価格で楽しめるレストランとして人気を博している。
シェフは佐藤武久氏。銀座『マノアール・ダスティン』、東銀座『カーヴ・デ・ヴィーニュ』、赤坂『シュマン』などを経て、代官山『メゾン・ド・スリジェ』でシェフに。2014年1月に独立し、『ル ボークープ』をオープンした。
『ル ボークープ』のコースは、昨今のフランス料理店では数が減少しつつある、自由度の高いプリフィックススタイルが特徴。例えば、前菜、メイン、デザートと異なるカテゴリーから1品ずつ、計3品を選択できるコースがあるとすると、『ル ボークープ』では、メインとデザートを選ばずに前菜だけ3品を選択することも可能。その日の気分で、食べたいものだけをいただくことができる。
選べるメニューは、1ヵ月半〜2ヵ月の間で少しずつ内容を変えており、旬の魚介とフルーツを使ったタルタルやムースが評判。また、毎年12月〜2月は、契約農家から質の良いニンジンが手に入るため、師匠である『マノアール・ダスティン』の五十嵐安雄シェフのスペシャリテ「人参のムース」を、佐藤シェフのアレンジを加えて提供している。
アットホームな店内は、オープンキッチンのカウンター7席、テーブル16席で構成。カウンターとテーブルの空間がうまく別れているため、お一人様でも入りやすく、家族での食事、カップル、女子会など、さまざまなシーンで利用可能。気さくなマダムの接客も魅力の一つで、フランス料理を気軽に楽しみたいときに、お勧めしたいレストランだ。
■アクセス
小田急・東京メトロ「代々木上原」駅より、徒歩7分