最寄り駅から徒歩5~6分ほど、日本橋小舟町の静かな一角にある『おにく 花柳』。肉づくしの会席コースを提供するという希少な和食店で、グルメガイドで一つ星を獲得している。
店主の片柳遥氏は、料理人を目指して修業を重ねるうち、黒毛和牛という食材に魅了され、日本料理の技術でさらに魅力を引き出すことが出来るのではと考えるようになる。そして同店の前身となる『和牛銘菜 然』を2006年に開業し、極上の黒毛和牛を日本料理として楽しめる“肉割烹の店”として評判に。さらに2016年には店舗をリニューアルし、店名も『おにく 花柳』と改名。料理の質ももてなしもさらにグレードを高め、グルメガイドで星を獲得するまでになった。
同店で使用するのは、A4・A5ランクの黒毛和牛。全国から良質のものを選りすぐり、部位ごとに少量ずつ仕入れて店内で熟成し、最も美味しくなるタイミングを見計らって提供する。料理は10品程で構成される会席コースで、先付から締めの食事まで全てに牛肉を使用する。スペシャリテはお造りとして供される、牛肉をウニで巻いた「北海道産生雲丹巻き」。その他にも、牛すね肉のシチューやしゃぶしゃぶ、すきやきなど多彩な牛肉料理が組み込まれており、心ゆくまで牛肉を堪能することができる。アルコール類は、同店の料理のおいしさを引き立てるようにと選ばれており、ワインを中心に日本酒や焼酎を取り揃える。
店内は、カウンター4席に間仕切りで仕切られた4名、8名用のテーブル席。テーブル席の壁には、店名の由来となった、宋代の詩人・蘇東坡(そとうば)の詠んだ、「柳緑花紅真面目」の書が掲げられている。
カウンター席で大将の素晴らしい技術に見惚れるもよし、ほどよいプライベート感が持てるテーブル席で仲間と語らうもよし。接待から友人同士、カップルまで様々なシチュエーションで利用が可能。世界に名だたる“和牛”と“和食”を一度に堪能したいという海外ゲストにもご満足いただけるだろう。
■アクセス
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅 A4出口 徒歩7分
都営浅草線 人形町駅 A5出口 徒歩5分
東京メトロ東西線・都営浅草線 日本橋駅 D2出口 徒歩10分