九州エリア最大の繁華街であり、全国から多くの観光客が訪れる中洲。夕暮れ時ともなると屋台が軒を連ね、人情味溢れるノスタルジックな風情を醸す。そんな中洲の中心部、那珂川沿いに2000年に開業したのが、『割烹 味美』。店主の河原畑豪二氏は、京都・祇園の老舗割烹『さか本』などで修業し、京都や銀座の割烹などでも経験を積んだ。「カウンターという舞台で共演する、料理人とゲスト、美しい料理、旨い酒。それらが一体となって生み出される雰囲気を大事にしたい」という、河原畑氏。店名の『味美』には、酸味・苦味・甘味・辛味・塩味を表す“五味”に加え、“人間味”という六番目の味をゲストとともに作り上げていきたいという想いが込められている。
期待とともに席に着けば、その時々で吟味した旬の素材を美味しく、最良のタイミングで提供してくれる。食材は、糸島や博多の野菜をはじめ九州ものにこだわる一方、独自の目利きでよいと判断したものは北海道から沖縄まで全国から取り寄せている。常時10種類以上揃える日本酒も、河原畑氏自ら酒蔵に出向いて仕入れた銘酒ばかりだ。
店内は、カウンター10席のほか、2~8名の個室が4部屋。 貸し切りなどの場合は、可動式の壁を移動させ、カウンターと合わせて最大32名まで利用できるので、家族の記念日や慶事、法要、接待など、プライベートな利用にもおすすめ。ベテランの域に達した河原畑氏の料理と、温かみのあるサービスが、慌ただしい日々にひとときの非日常を与えてくれる。
■アクセス
地下鉄空港線「中洲川端」駅より、徒歩5分