隠れ家的な美食レストランが密集する西麻布エリアにある、小さな日本料理店『かわさき』。店主の川崎真人氏は東京の有名料理店数件で経験を積み、2012年11月には活蟹料理専門店『赤坂 きた福』のオープンと同時に料理長を務めた。そして2018年4月1日、ついに独立オープンを果たした。ゲストにリラックスして食事を楽しんでもらいたいと、店内にはなんと個室が2部屋のみ。一日限定2組のゲストに、心からのおもてなしで尽くしている。
料理は、約15品からなるおまかせコースのみで、その日のゲストに応じて食材を仕入れ、料理を組み立てる。一年を通して、牛、蟹、すっぽんはコースにほぼ組み込まれており、なかでも『赤坂 きた福』で培った知識や技術を生かした活蟹料理は絶品。毛蟹、タラバ蟹、ズワイ蟹、渡り蟹などを時期によって使い分け、しゃぶしゃぶや刺身などさまざまな調理で楽しませてくれる。加えて、牛は最高級の松坂牛、すっぽんは有名な静岡・服部中村養鼈場から仕入れるほか、松茸や鰻など季節ごとに最高の食材を用意している。さらに、酒もこだわり抜いており、ワインはフランス・ブルゴーニュ中心にラインアップ。日本酒は、洗心、十四代、黒龍など厳選した十数種類、シャンパーニュは、クリュッグ、サロン、ドンペリニヨンなどの高級銘柄を取り揃え、特別な時間を優雅に演出する。
また、店内の設えは、座面が広く座り心地のよいオーダーメイドの椅子やテーブルなど、全て川崎氏が自ら選んだもので統一されている。器は9割がアンティークで、古伊万里、永楽、六兵衛など江戸時代後期のお皿を中心に、グラスはオールドバカラを使用している。接待や商談などのビジネスシーンはもちろん、お子様連れも可能なため、家族の特別な記念日にも好適。その日限りの料理と、上質なインテリア、本物の器の数々が、記憶に残る最高のひとときをもたらしてくれる。
■アクセス
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅より徒歩15分
東京メトロ日比谷線「広尾」駅より徒歩15分
