神保町駅から徒歩3分、人通りの多い大通りから一本入った場所にひっそりと建つ、ガラス貼りの涼やかなビルの一角にある『神田 いるさ』。家庭的でありながらも、なかなか真似はできない懐石料理をコンセプトに、長年人気を集めてきた。令和5年、6月で開業20周年を迎えさらに円熟味を増した魅力でゲストを虜にしている。
料理長・石川大樹(いしかわ だいき)氏は、18歳から和食の世界に入り、『たん熊』『うかい亭』など日本料理の名店で約17年修業し、2018年5月より現職となる。『神田 いるさ』では、日本料理の伝統を守りながらも、独特の美意識と創造性を大切にした料理を心がけている。季節の素材を組み込んだ会席コースが一番のおすすめだ。丹波から直送の京野菜、産直鮮魚、熟成和牛など、厳選した食材にこだわっており、季節感豊かな料理がゲストの目と舌を楽しませてくれる。また、料理と合わせる日本酒は、「〆張鶴(しめはりつる)」「伝心」などの人気銘柄を通年常備し、さらに季節ごとの料理に合わせた限定酒を加えて、常時8〜10種類を取り揃える。
店内は1階と2階に分かれており、和とモダンテイストが生み出す落ち着いた空間。1階は2~18名用の掘りごたつ式の個室で、接待や記念日などの会食向け。2階は一枚板のカウンター8席とテーブル10席で、よりカジュアルな雰囲気に。テーブル席はパーテーションで仕切ることもでき、半個室として利用可能だ。店名の「いるさ」とは、日本の古語で「月などが入る方向・時」のことを指す。月にいざなわれるまま、都会のオアシスのような隠れ家空間にたどり着き、極上の料理と時間を味わっていただきたい。
■アクセス
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「神保町駅」 A5番出口より徒歩3分
JR中央線(快速) 「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口より徒歩7分
東京メトロ千代田線 「新御茶ノ水駅」B3b出口より徒歩5分