白金台駅から徒歩5分、フランス語で「錬金術師」を意味する一つ星のフレンチレストラン『Alchimiste(アルシミスト)』が、2021年4月に移転オープン。100年ほど前にフランスで使われていたクラシカルで重厚な扉を開くと食の錬金術師が出迎え、ゲストの知らなかった新たな美食の世界へと誘ってくれる。
シェフの山本 健一(ヤマモト ケンイチ)氏は、2001年に渡仏。「世界のベストレストラン50」でフランストップの評価を得たパリの『ル・シャトーブリアン』をはじめ、リヨン、アルザス、バスク、ブルターニュなどフランス各地のレストランを8年かけて巡り、パリの洗練と地方の伝統を吸収した。帰国後2011年に同店を開業。旬の食材を感性豊かに組み合わせ、独創的なおいしさを生み出している。
食材は、山本シェフ自ら日本各地の生産者のところへ足を運び、自分の目で確かめて産地直送で仕入れたもの。茨城県産の窒息鴨、岩手・二戸の漆原氏が育てた短角牛、長崎五島列島の林鮮魚店、岐阜中津川のキャビアなど厳選された食材がずらり。ゲストに渡されるメニューには、食材名だけが書かれており料理への期待が高まるなか、味覚に加え視覚や嗅覚、想像力を刺激される料理が次々と供される。その未知の料理はたちまち食通たちを魅了し、グルメガイドでも連続で一つ星を獲得している。また、他の国内グルメアワードでもブロンズを獲得するなど高い評価を得ている。
ワインは自然派ワインを基本に、料理に合わせてフランス産や各国のワインをセレクトし、ペアリングも用意する。
10周年を迎えた2021年には心機一転、白金台に移転し新たな空間に生まれ変わり、落ち着いた雰囲気へと進化。 34席の客席は、古城のダイニングルームのような2階メインダイニングにはテーブル26席、ワインカーブのような1階にはプライベートルーム(8名様)を用意している。ソムリエールであるマダムを含めスタッフとの連携で、さらなる高みを目指す。
進化を続ける錬金術師の期待と想像力を超えた料理を、デートや仲間同士の会食などで、グルメな方たちにぜひ味わっていただきたい。
※世界的グルメガイド東京 2023年度版にて一つ星を獲得
■アクセス
東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」1番出口より徒歩5分