華やかな銀座のメイン通りである中央通り沿い、銀座駅や新橋駅からもほど近い利便性の良い場所に、2017年3月にオープンした『銀座しもじ』。地下1階のその空間は、表の賑やかさが嘘のように静謐な装いでゲストを出迎えてくれる。
店主・下地 智(しもじ さとし)氏は、銀座の老舗料亭『河庄双園』(現在閉店)で料理長を務めていた人物。伝統に学び、現代性を取り入れて進化させた日本料理は、食材選びにも手間や時間を惜しまず、四季折々の食材の味を引き出す丁寧な料理でゲストの舌を満足させる。料理を引き立てる器は、老舗『河庄双園』から譲られたもの。
コース仕立ての会席料理は先付からはじまり、お造り、お椀と、一品ずつじっくり点展開していく。日本料理の華と称されるお椀では、香りの優しいマグロ節と羅臼昆布でだしを引き、季節食材を使った椀種を引き立てる。コース中盤には季節の食材を使った彩り豊かな料理を盛り合わせた焼き八寸が供され、そしてリラックスした雰囲気のなか、お酒が進み、会話は弾む。締めの食事には、土鍋で炊き上げた魚沼産コシヒカリを。宮崎県産尾崎牛すき焼仕立てなど、ご飯に合う料理を添えたり、旬の食材を組み合わせて炊き込みご飯にしたりと、最後まで贅を尽くしたもてなしが続く。料理に合わせる日本酒は常時10~15種類と充実しており、夏酒、秋は「ひやおろし」、冬は「しぼりたて」など、季節の限定酒と料理との絶妙なマリアージュが楽しめる。
店内は、組子で仕切られた半個室風のカウンター4席と完全個室を3部屋(4名・6名・8名)用意。すべてが掘りごたつ式で、海外ゲストや足元が不安な方も安心して利用できる。料亭仕込みの『銀座しもじ』の味と、空気感をも大切にした接客スタイルのもてなしが、接待や大切な人との大事な会食の成功を約束してくれる。
■アクセス
東京メトロ丸ノ内線 銀座 A2出口 徒歩5分
東京メトロ日比谷線 銀座 A2出口 徒歩5分
都営浅草線 新橋 銀座口 徒歩7分