繁華街にありながら、落ち着いた情緒漂う大阪の法善寺界隈、『鮨処 なかたに』はある。大将の仲谷 弘之(なかたに ひろゆき)氏は、北新地『鮨 のぐち』での修業を経て、2015年に独立を果たした。
食材は国産にこだわり、直接取り引きをする魚屋を周っては、漁法と状態を重視した熟練の目利きの技で見極める。そして、選ばれたトップクラスの鮨ダネと、粕酢一種類で調味された酢飯で、繊細な一貫を握る。鮨を引き立てる日本酒は、ハレの日の食事に見合ったものを提供したいという店主の想いのもと、純米大吟醸や大吟醸を中心とした旬の酒が10種類ほど用意されている。主張しすぎず、鮨と合うものを厳選。好みを伝えておまかせで選んでもらう楽しみ方もオススメ。
店内は、シンプルな和の空間造りがなされており、温かみのあるヒノキのカウンターに8席のみ。気心知れた家族や友人、大切な恋人などとシチュエーションを選ばず、熟練の技巧が織りなす極上の一貫を堪能していただきたい。
■アクセス
大阪市営地下鉄御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」徒歩5分