石川県の金沢駅から徒歩約7分。白金交差点角にある、スタイリッシュな外観が目をひくレストランが『レストラン エンヌ(Restaurant N)』である。一つ星獲得をきっかけにその名は広く知れ渡り、地元はもとより石川県外からも多くの美食家たちが足を運ぶ。
シェフの西山 昭二(にしやま しょうじ)氏は、富山の一軒家フレンチ『ザ・ハウス・モンリッシュ』や、北海道『ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ』メインダイニングの料理長を務めた後、現在の前身となる『アニバーサリーレストランBEIGE(ベージュ)』の料理長となった。そして2015年、レストランをそのまま引き継ぎ独立し、店名を『レストラン エンヌ(Restaurant N)』とした。「N(エンヌ)」は、西山(NISHIYAMA)、ナチュール(NATURE)、ヌーヴォー(NOUVAU)の意味が込められている。
『レストラン エンヌ(Restaurant N)』にはメニュー表がない。それは「石川・能登島の高農園をはじめ全国の生産者から直接届けられる旬の野菜や、金沢漁港で朝水揚げされるノドグロなどの鮮魚、北海道・岩手・茨城・愛知の肉など、その日その日の最高の食材を、最高の状態で楽しんでいただきたい」という西山シェフの想いから。自ら生産者を訪ねて見つけ出した珠玉の食材たちに、手を加えすぎることのないやさしい料理をする。一皿一皿、食材のポテンシャルを最大限に引き出した西山シェフ渾身の料理を楽しむことができるわけだ。料理に寄り添うワインは、バランスのとれたフランスや日本の自然派ワインを主に用意。
生産者とのつながりは食材のみならず、北陸の作家に依頼したオートクチュールの陶器や磁器、ナイフレストなど、木の温もりを感じられる食器で料理を活かす。店内にはテーブル(12席)と個室(4~10名)を用意。家族や友人、仕事仲間との会食など、地元の方の憩いの場であり、国内外からの観光客のグルメスポットでもある『レストラン エンヌ(Restaurant N)』。生産者の声が聞こえる西山シェフの閃きの料理を、金沢のこの地でじっくりと愉しんでいただきたい。
◼︎アクセス
JR北陸本線(米原〜富山) 金沢 徒歩7分