東京メトロ東銀座駅から徒歩3分。歌舞伎座の裏手にあたるビル1Fに店を構えるのが『徳うち山』。二代目店主の木村 圭介(きむら けいすけ)氏が、腕を振るう。
木村氏は北海道の函館出身。料理人を志し、日本料理店で研鑽を積んだ後、東京『銀座うち山』に入店。共に修業をしていた工藤淳也(くどう じゅんや)氏が、暖簾分けを許され、2011年に『徳うち山』の店主となると、瞬く間に繁盛店となり、2017年には自身の名前を冠した『銀座くどう』を開店。そこで『徳うち山』の次なる店主に、同じ『銀座うち山』出身の木村氏が抜擢され、二代目店主に就いた。『銀座うち山』から受け継ぐ伝統的日本料理の王道に、工藤流の味わいをのせて、お客様の舌をさらに魅了し続ける。
看板メニューは、『銀座うち山』と同じく「鯛茶漬け」。ゴマダレをまとった淡路の鯛に宇治の玉露茶をかける、滋味豊かなお茶漬けである。『銀座うち山』で長く愛され、店の代名詞とも言える人気の一品だ。そして、絶妙な練り込み時間でふんわりした食感を出す「焼き胡麻豆腐」も踏襲。とろりとした濃厚ゴマダレとの相性が良い。コースは向付から煮物、焼き物、香の物まで、しっかりと日本料理の真髄に触れることができる皿の数々だ。料理に寄り添うドリンクは、山形の「十四代」をはじめとする、銘醸地の日本酒を置く。ほか、ビールや焼酎もそろえ、記念日など特別な日の乾杯のために、シャンパーニュも用意。
店内は、木目調のカウンターやテーブルに、黒い椅子で統一され、日本料理店らしい落ち着いた雰囲気。カウンターは8席のみ。料理人の手さばきを目の前で見ることができ、会話も楽しめるというライブ感を楽しみたい方にはオススメ。テーブルは、2-6名掛けが2席あり、テーブル間の仕切りを外せば12名まで対応できる。さらに、気兼ねなく食事を楽しみたい方のために、4名までの完全個室も用意。家族や友人との会食やデートなどのプライベートから、仕事の接待や海外ゲストのおもてなしまで、幅広いシチュエーションで利用でき、四季折々に木村氏自慢の味が堪能できる銀座の日本料理店だ。
■アクセス
東京メトロ日比谷線 東銀座駅 徒歩3分