環境がよく住みやすい街として知られる、東京・武蔵小山駅に程近い閑静な通りに店を構える、『蕎麦割烹 倉田(くらた)』。大将の倉田 政起(くらた まさき)氏は、師匠・神谷 昌孝(かみや まさたか)氏との出会いによって日本料理の道へ。銀座に本店をおく日本料理『神谷』で12年間研鑽を積んだ後、2014年1月に『蕎麦割烹 倉田』を開業。翌2015年には世界的グルメガイドで紹介される人気店となった。さらに、2014年「第4回日本料理コンペティション」で第3位になり世界大会へ進み、2015年には若き料理人の才能を発掘する「RED U-35」でGOLD EGGに輝いた実力派だ。
“蕎麦割烹”をかかげる倉田氏の料理は、“蕎麦割烹”でしか味わうことのできない独自のジャンル。蕎麦の魅力をいかした、新しいそば粉の魅力に出合える「蕎麦懐石」だ。食材の仕入れは、豊洲市場を毎朝訪れて自身の目利きで選ぶほか、タケノコは京都、山菜は長野の産地から直接届く。その日の旬食材を最大限に活かしたシンプルな料理を生み出していく。こだわりの蕎麦には、10年以上の付き合いがある生産者より、甘みがあり香り高い会津産品種「会津のかおり」の最高品質のものを使用。甘皮ごと挽きぐるみにして、試行錯誤の末にたどり着いた“外八厘(そとはちりん)” という100対0.8の割合で打つ。十割蕎麦に8厘の国産地粉を入れて手打ちするもので、十割蕎麦のような香りと、二八蕎麦のような喉越しを味わうことができる。“蕎麦割烹”に寄り添うお酒は、日本酒を常時20~25種、ワインは日本・フランス・ニューワールドから厳選して用意。ノンアルコールでは、無農薬のユズ、イチゴ、山ブドウといった季節の野菜・果物・木の実などを使った自家製ドリンクが好評だ。
客席は広めのカウンター8席と、6名までのテーブル席が5卓。器は、作家ものからオリジナルのものまで揃い、料理とあわせて季節感や風情を感じることができる。『蕎麦割烹 倉田』の穏やかな空間は、家族や友人、デート、また海外ゲストのおもてなしの場としても最適。目と舌で日本の四季を堪能し、ここにしかない“蕎麦懐石”を味わっていただきたい。
■アクセス
東急目黒線 武蔵小山駅 徒歩3分