目黒区・都立大学駅から12分ほど歩けば、生い茂る緑と石垣に囲まれた閑静な住宅街に溶け込むようにひっそりとたたずむ一軒家、『八雲茶寮(ヤクモサリョウ)』が現れる。門をくぐり抜けると、屋号紋を大きくあしらった真っ白な暖簾が出迎える。東京の喧騒から離れて心身を癒し、日本の古と今の良さを感じることができる和食料理店だ。
『八雲茶寮』は、「五感で感じる食のうま味」とそれを実現する「職人の技」というふたつの「食」と「職」により、現在の日本を感じられる「究極の料理屋」を目指す。料理においては「一物全体」など昔から伝わる教えを守り、本質的な豊かさに重きをおく。全国各地を巡って生産者・目利き人・職人などと出会い、食材やうつわなどいいものを厳選して仕入れる。夏は、ハモを炭の上でじか焼きにした「ハモの焼き霜造り」、冬は「フグの唐揚げ」が人気。ドリンクは、ワイン・日本酒・お茶の3種それぞれのペアリングを用意しており、料理との相性を考え抜かれたペアリングには『八雲茶寮』の真髄が表れる。
また、器は職人の技を活かして創造するこれからの伝統工芸品を使用。陶磁器をはじめ、鐡、錫、銅、漆、硝子、木、竹など、それぞれの素材がもつ新たな可能性を追求し、異素材を組み合わせるなど、その質感や魅力が料理の魅力をさらに引き出す。
白の漆喰の壁を施し、古と今が同居した雰囲気の店内には、カウンター10席、庭席14席、個室1部屋(最大8名)を用意。(夜は紹介制。個室4部屋のみ使用。)昼には暖かな陽光が差し込む大きな窓からは自然の景観が楽しめ、特に梅の季節がオススメ。うつわは、オリジナルデザインのものや作家の手による和食器を使用。日本の風情を深く感じられる『八雲茶寮』を、友人との会食やデート、海外ゲストのおもてなしなどでご活用いただければ、時間を忘れて心やすらぐ贅沢なひとときをお過ごしいただけるだろう。
■アクセス
東急東横線 「都立大学」駅 徒歩15分
東急東横線 「自由が丘」駅 タクシー10分
JR・東京メトロ銀座線「渋谷」駅からタクシーで20分