東京駅・品川駅からJR常磐線特急で約1時間、水戸駅の隣駅・勝田駅から車で8 分の住宅街にある隠れ家レストラン『京遊膳 花みやこ』。1993 年開業、2008年数寄屋造りの現店舗への改築を経て、開業30周年の節目である2023年を前に店内をリニュアルし、新たな気持ちでゲストを迎える。
店主、西野 正巳(にしの まさみ)氏は1965年に生まれ、大阪の辻調理師専門学校卒業後、京都の料亭『西陣魚新』に入社。『西陣魚新』は京都の貴族の儀式にのっとった有職料理を提供する名店で、西野氏は同店の副料理長に就任、また東京柳橋(台東区)にあった名料亭『いな垣』の料理長を経て1993年に地元茨城で『京遊膳 花みやこ』を開業した。その腕の確かさは、世界的グルメガイドブックへの掲載や、農水省の料理人顕彰制度である「料理マスターズ」ブロンズ賞(2018年)シルバー賞(2023年)、2022年「茨城至宝のレストラン」では1店しか選ばれない三つ星を獲得するなど数々の受賞歴で明らかだ。
店名の「京遊膳」は造語で、京料理の精神と、茨城食材を融合させた西野氏しか表現できない日本料理を指す。いばらき食のアンバサダーでもある西野氏は茨城の農水産業の魅力を伝える使命を胸に、地に足のついた滋味深い「身土不二」先駆者としての料理を提供する。
ワインはソムリエールの女将、西野 正子(にしの まさこ)氏が、料理に合うものを国内外から選定。日本酒では県内唯一の「黒龍」アンバサダーで、ここでしか飲めない瓶内二次
発酵の泡のお酒などもそろえる。ペアリングはアルコール・ノンアルコール両方の設定がある。
数寄屋造り建築の店内は3部屋12席で、すべてテーブルとマホガニー材使用の椅子席。欅の目はじき塗折敷は貴重な国産漆の茨城県大子漆を贅沢に使用したオーダーメイド。茨城県産「那須楮(なすこうぞ)」を使用した350年の歴史ある無形文化財「西の内紙」のオリジナルメニューブックを長年にわたり愛用するなど日本文化の一端を感じ取ることができる。
地元で長年通うゲストのほか、今は日本全国から『京遊膳 花みやこ』の料理を楽しみに訪れる美食の集まりも多い。茨城からローカルガストロノミーの魅力を、食を通じ伝える志(こころざし)を体現する西野氏の料理を味わいに、『京遊膳 花みやこ』を訪れてみてはいかがだろうか。
【お店からのお願い】
5名さま以上8名さまのご来店の際は予約状況を確認させていただき、ご回答させていただきます。
■アクセス
JR常磐線「勝田駅」東口よりタクシーで約8分
特急ひたち、特急ときわ 全て停車する駅です。