食の名店が軒を連ねる銀座7丁目のビル1階に店を構える『M_Mugen(エム_ムゲン)』。上海でNo.1を勝ち取ったシェフの内田 達仁(うちだ たつひと)氏が舞台を銀座に移した注目の中国料理店だ。
内田氏は、15歳より中国料理の世界へ。横浜中華街にある四川料理の名店『重慶飯店』で修業を重ね、20歳の頃旅行をきっかけに中国に渡ることを決意。上海大学で中国語を叩き込み、ホテル『上海銀河賓館』と『上海中油大酒店』で研鑽を積む。そして上海No.1を目指し、24歳の若さで自身の店『光燕(こうえん)』をオープン。中国料理の豪快さに、日本人ならではの繊細さを加えたシェフの料理は「日式中華」と評され、瞬く間に人気に。上海レストランアワード中華料理部門で3度1位に輝き、上海で頂点を極めた内田氏が満を持して2022年11月に凱旋開業。銀座7丁目『M_Mugen』で日本No.1を狙う。
内田氏が作り出す味は店名のごとく、無限に広がる。得意メニューは、フカヒレやアワビなどを数日かけて蒸していくスープ「フォーティャオチァン(佛跳牆・ぶっちょうしょう)」や、パイ包みのように焼く「乞食鶏」。そして、自国の食にプライドを持つ中国人からも「中国のどこの店よりもおいしい」と称賛されたという「麻婆豆腐」も外せない。11品ほど提供されるコースの〆は、「麻婆豆腐」「麺」「チャーハン」の3種から選ぶことができるのもうれしい。
ドリンクメニューは、紹興酒はもちろん、シェフが好むワインのストックにも注目。フランスを中心に日本、アメリカなど100本がセラーに置かれ、ソムリエがペアリングにも対応する。
店内では弧を描いたカウンター(8席)の目の前で、シェフが鍋を振る。内田氏のバックグラウンドを表現した佐賀県「カマチ陶舗」の 蒲地 勝氏など、オリジナルの器が料理を彩る。家族や友人、カップルなど大切な人と、記念日といったスペシャルな日に利用し、最高峰の中国料理を満喫していただきたい。
■アクセス
東京メトロ銀座駅より徒歩7分